京呉服せき 本日のおすすめ(棚から一掴み)


2011.12.27          袋帯           

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刺繍のこまかさ

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本日の作品は刺繍の袋帯です。

のっけから怪しげなウサギが(笑)ちょこんとお座りをしていますが、十二支の他、獅子舞や達磨・玩具など可愛らしい図柄がなんとも細やかに刺繍しています。垂れ部分も贅沢に刺繍されていますね。

これだけ細かくびっしりと刺繍してあると、普通なら所々に結構きつめに、つったりびびったりするのが多く見られるのですが、張りのある上質な帯地の上に刺繍をしているので、この作品には殆ど見当たりません。
箔の光沢と刺繍の立体感が、心地良い「品」を感じさせてくれています。

お出かけが楽しい

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右の写真は前腹の部分です。これでもか!というほどびっしりと縫いこまれています。地色が白地なので縫い糸それぞれの配色が楽しく感じますね。帯び合わせもあまり深く考えなくてもよさそうです。

可愛らしい図柄なのに良く見ると熟練技の仕事が施されているというなんとも贅沢な帯です。華やかな席、おめでたい席には存分に威力を発揮する(笑)素敵な袋帯です。いくつ縫われているか数えてみるのも面白いかもしれませんね。

2011.11.01          栗山 吉三郎           

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和染紅型(わぞめびんがた)

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本日の作品は紅型訪問着です。制作は京都 栗山工房です。

故人である初代 栗山吉三郎が琉球紅型に魅せられて研究・試作を繰り返し、京友禅に見られるはんなりとした色彩や琉球紅型に見られない熨斗目や茶屋辻柄などを取り入れた、栗山ワールドともいうべき独自の紅型染め「和染紅型」を昭和23年頃に発表したのが始まりです。

今回の作品は「霞に枝垂れ桜 笹 雪輪 流水 蛇籠に苫屋 葵 菖蒲文様 紅型訪問着」とえらい長いタイトルなのですが、それはそれだけの文様が描かれているということであり、そしてそれらのデザイン・配色は何ともきれいにやわらかくまとめられていますね。

最近の作品とは違い、かなり以前に制作されたこの作品は、上質のちりめん生地を使用しているのでつや消しのむっくりとした色合いが紅型の可愛らしさをより一層引き立ててくれています。

帯合わせが楽しい

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右の写真は肩・袖の部分です。霞取りに枝垂れ桜が描かれています。桜や笹、雪輪があちこちに散りばめられているのが何とも楽しいですね。

これだけの多色使いですので、帯び合わせや小物も色々と楽しめると思いますよ。

紅型の大胆さと京風のはんなりとした配色が見事にマッチしたお洒落なお着物です。結婚式やパーティー等の華やかな席には存分に発揮できるでしょうね。